街歩記

フラッとでかけた事を書きます。

横断紀行⑬西安 -初めての方は見てね、中国でのバスの乗り方-

・バスに乗る
はじめて中国のバスに一人で乗りました。
仕組みが分かってなかったから乗るつもりあんまりなかったんですが、自分がどうしても行きたいと思う場所が現在地から6kmくらい離れた場所だったんです。それってどれくらいだっけと冷静になって調べたら新宿駅-東京駅くらいで歩いて1時間半くらいかかると。
“うん、乗ろう”一瞬で意思決定しました。
 
市内のバス路線図mapと地球の歩き方を照らし合わせ、どうにかバスを見つける事ができました。西安城壁内の北西にある蓮湖路に出てから玉祥門へ向かうバスに乗りました。

 

f:id:TOMIDA_Tegoshi:20140907225412j:plain

バスの中の様子
お代はどこまで行っても一元で、この箱の中に入れる。因みに両替なんて仕組みはないので、丁度一元を持っていないと結構面倒です。
例えば5元札しか持ってなかった場合、この箱の前に立って他の客4人から1元を回収していくという仕組み。
 
その事をしらなかった僕は最初結構戸惑いました。
1元を入れると言う事は前日に友達になったシャオ君から聞いていましたが、その時僕は10元しか持ってませんでした。
両替してもらおうと思って運転手さんに10元差し出すとそのまま入れられ、中国語で何かまくしたてられてバスの後ろに追いやられてしまいました。。。
 
何とも言えない気持ちになって暫くバスに揺られていると、運転手が大声で何かを言い、その途端にバスの乗客全員が僕の方を見てきます。
“まだ何かあんのか”と不安になっていると、前の方からお金が回ってきて僕にくれました。9元。いや、当然の事なんですけどウルッときました。あ、そういう仕組みなのね…。
 
そこで初めて仕組みを理解し、そうした光景はその後もよく見られました。
日本みたい機械がお金の種類を認識してくれて、計算してくれて、お釣りを出してくれる。これは当たり前の事では無いんだと実感させられました、甘えてたな。
 
けど、地元の人の多くは画像左上の電子端末にICカードをかざして決済するsuicaのようなものを使っていました。なんでここだけいきなり発達してるんだ。