街歩記

フラッとでかけた事を書きます。

横断紀行⑯西安 -とりあえず一周してみよう、明代城壁-

・城壁一周
西安市内の中心部には城壁が周囲14kmにわたって築かれていると言いました。そこに上らずに、そこを回らずに西安を離れることなんて出来ないでしょう。
というわけで登ってサイクリングをしました。

f:id:TOMIDA_Tegoshi:20140907235928j:plain

城壁の上にある貸自転車屋でレンタル出来ます。南門から登るのが良いでしょう。登ってすぐ近くに自転車屋があるので。
 
地球の歩き方にはこの明代城壁に上るチケット代は40元と書かれていましたが、僕が行った時は値上がりして54元になっていました。
そして自転車代は40元です。正直ここで100元はきつかった。普通に日本の観光地と同等な料金設定…。
 
しかし、またすんなりとはいかないもので、自転車屋では何故か追加で300元を要求されました。日本円で4,800円。全く納得いかないもので抗議するとどうやら“デポジット”と言っているようでした。それで理解して、“そっか、借りるっていってもこいつら奪ったりされる事見越してるんだ。”と納得。
それからの道中も何かを借りる時(自転車やホテル)は度々このデポジットの仕組みに出くわしました。大金だけに払う時は少々怖かったですが、大抵300元が相場のようです。
 

f:id:TOMIDA_Tegoshi:20140909002519j:plain

 城壁の上から見ると西安はいくつもの顔を持っていることが分かります。
 午前中に訪れたのは回族イスラム教系)の街、上の写真はチベット仏教系寺院の“広仁寺”、この陜西省唯一のチベット寺院です。上から見るとマニ車が見えます。
 

f:id:TOMIDA_Tegoshi:20140909003342j:plain

 大量に捨てられているゴミと廃墟。ここは城壁内、最も栄えているはずの場所ですが、このような場所は各地で散見されます。
 

f:id:TOMIDA_Tegoshi:20140909003546j:plain

かと思えば非常に整った大通り道には清掃車が通り路面は比較するまでもなくきれいです。
 
 

f:id:TOMIDA_Tegoshi:20140909003742j:plain

こちらは鉄道西安駅前の広場、非常に混雑しています。今日の夜ここから乗って一人で寝台車コンパートメントで寝る…。って大丈夫かな。

f:id:TOMIDA_Tegoshi:20140909004026j:plain

ちなみに僕の格好。結構重装備。この度に耐えられそうな靴と言う事で中古のティンバーランド、バッグはノースフェイス42L、財布はもたずお金はポケットの中、貴重品は服の中に隠せるウェストポーチです。
これで無事に一ヶ月旅をやりきりました。
 

f:id:TOMIDA_Tegoshi:20140909004629j:plain

戻ってきた。中々楽しかったが尋常じゃない石畳の悪路であり、自転車もクッション性がほぼないので非常に疲れます。一時間くらいで回れたかな。
 
さて鐘楼へ戻ろう。